周遊バスでの観光が終わり、ランチに行きました。門司港レトロ内にある、たかせというお店の『瓦そば』です。
熱した瓦の上に茶そば・錦糸玉子・牛肉・ねぎ・海苔がのっていて、温かいだしつゆにそばの上にあるもみじおろしとレモンを入れていただきます。そばの上の方はやわらかく、下の方は瓦で焼けてパリパリでその食感もいいです。
ここに行くとみんな「初めて食べた、おいしい!」と喜んでくれるので、ぱと様ときーまま様にも食べていただきたいなと思ってご案内させていただきました。
「だしつゆの味もいいし、そばの食感がよくておいしい!」と喜んでいただけてよかったです。

こちらではスーパーにも「瓦そばセット」が売られていますので、ホットプレートやフライパンで作っている友達も多いです。「茶そばを使えば家でもできそう」ときーまま様もおっしゃっていらっしゃいました。
写真は3人前。結構おなかいっぱいになります。
瓦そば、もともとは山口県の川棚温泉の名物です。『たかせ』はその中でも一番おいしいと評判のお店で私も何度か行ったことがありました。その本店でも行列が絶えなかったのですが、数年前にできた門司港のお店もお昼は長い行列ができます。この日は2時頃行きましたが、ほとんど満席でした。

『門司港レトロ展望室』 先日亡くなった黒川紀章さん設計です。

展望室とはいえ展望室は最上階の31階で、下はマンション。このマンションは分譲でかなり高価だったのですが、あっという間に分譲終了しました。毎年この関門海峡で行われる花火大会を自宅から目の前で見られるという絶好の場所でもあります。

エレベーターは31階までノンストップです。
海に向かって三方がガラス張りになっていて、門司港レトロ・関門橋・関門海峡・下関側が一望でき、三方それぞれにそこから見える場所がどこかの説明板もありますので、それを見ながら周囲の光景を楽しむこともできます。

ノーフォーク広場ではわかりにくかった武蔵と小次郎の対決場所『巌流島』もここからはよく見え、確認することができました。

展望室の一方の場所からは門司港駅周辺も一望することができます。

写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。

北九州市と中国・大連市の友好都市締結15周年を記念して複製建築された『国際友好記念図書館』です。
門司港レトロ展望室のすぐ前にあり、1階は『あかしあ』という中華料理店になっています。
『国際友好記念図書館』の真向かいにある『旧門司税関』です。
喫茶店やギャラリーがあるそうですが、展望室もあるとか。これまで前を通り過ぎるだけで入ったことがなくて何も知らず、中をご案内しないままでした。ぱと様、きーまま様、ゴメンナサイ。

途中でぱと様が買われていたシュークリームを一口いただいたりしながら(パイ生地の皮はサクサク、中のクリームもおいしかったです。ぱと様、ごちそうさまでした!きーまま様と私は山口県萩市のお菓子、みかんキャラメルを買っていました)、他の観光施設を見に行く前に、途中にあるお土産屋さんにも寄ってみました。

『海峡プラザ』というレストランやお土産屋さんなどがある複合商業施設があります。(瓦そばの『たかせ』もここにあります)
ふぐや明太子、干物や海産物etc、北九州や下関ならではのものがたくさん置いてあります

もう一つここでのメインはバナナ。

門司港はバナナの叩き売り発祥の地で、その場所には写真のように碑も立っていますし、何かイベントがあるごとに叩き売りが行われています。


バナナのお菓子など、バナナに関するおみやげ物もたくさんあって、ぱと様もきーまま様もご覧になっていらっしゃいました。
“ふぐの天ぷら”という文字が目に入り、食べようと買ってみました。
口に入れると、なんだか食感が違います。3人で顔を見合わせてお店ののれんを見て納得。ふぐのすり身の天ぷらでした。その後、別のお店の方が「試食をどうぞ!」と渡してくれたふぐの骨なしフライはおいしかったです。
お土産ものをゆっくり見たあと、観光施設へ。

重要文化財の『旧門司三井倶楽部』です。

離れた場所にあったものを移築・復元したそうです(その過程を見られるビデオがありました)。この建物のおもしろいところは洋風の建物と和風の建物がつながって建っていることです。

正面から撮影ができなかったので門司港レトロ展望台から見た裏側からの写真ですが、手前右側が和風の建物、その後ろが洋風の建物です。
『旧門司三井倶楽部』には、アインシュタイン博士が福岡講演のため門司港に滞在した時に宿泊した部屋が、メモリアルルームとして当時の状態のまま保存されています。
それぞれ写真をクリックしていただくと、拡大してご覧いただけます。
(説明板は少し見にくいかと思いますが…)
門司に生まれ地元にも住んでいたという『林芙美子』が生前愛用していたものばかりを集めて書斎を模して構成されたものです。他にも自筆の絵、手紙、原稿などがありました。

アインシュタイン博士が滞在していたというのも興味深かったですし、その時のエピソードなどもおもしろかったです。ぱと様、きーまま様と話したり、写真を撮ったりしりながら一つ一つの部屋をゆっくり見て回りました。

『旧大阪商船』です。

1階は多目的ホールで2階には“ハートカクテル”といえばお分かりになる方も多いと思いますが、『わたせせいぞうギャラリー』があります。再現されたアトリエもあり、作品のDVDや本も見られるようになっていました。いろいろなシーンの絵が描かれていましたが、きれいな色彩で、どの絵からもやさしい感じが伝わってくるようでした。

北九州育ちの方です。耳慣れた学校を卒業されていらっしゃったことを知り、ビックリ!子供の頃の写真などもありましたが、ご自宅が病院だったそうで、当時としてはかなり裕福な家庭だったということが写真からもうかがえました。

宿泊する博多に行くために駅に戻りました。
電車が出たばかりで次の電車まで時間があり、博多到着が少し遅れそうだったので小倉から特急を使って行くことにしました。小倉から博多までは指定席も普通料金で利用することができます。